深海に生息する生物の生態、新種発見、驚くべき適応能力に関する記事をまとめています。
オーストラリア北東沖のコーラルシー海洋公園で110種以上の新種が確認されました。深海キャットシャークや新種のエイ2種を含む発見で、暗号的種の解析が進めば200種を超える見込みです。CSIROとOcean Censusが共同で実施した35日間の航海の成果。
太平洋のクラリオン・クリッパートン帯(CCZ)で24種の未知の端脚類が発見され、さらに新超科Mirabestioidea(ミラベスティア上科)という生命の系統樹の新たな枝が見つかりました。深海採掘が検討される海域での生物多様性の重要性を示す発見です。
科学者が発見する前に絶滅する海洋種がいる。ドイツの研究機関が立ち上げた「EuroWorm」プロジェクトは、欧州の海洋環形動物(ゴカイの仲間)の包括的ゲノムデータベースを構築し、「静かな絶滅」に対抗する新種発見の加速を目指す。
JAMSTECとOcean Censusが南海トラフと七曜海山列で実施した共同深海調査で、新種38種と新種候補28種を発見。しんかい6500を用いた調査で528ロット以上の標本を採集し、冷湧水域では従来14種だった記録が80種に激増。日本近海の深海が生物多様性のホットスポットであることが明らかになりました。
世界海洋生物種登録簿(WoRMS)が選ぶ2025年の海洋新種トップ10を一挙紹介。ダース・ベイダーに似た超巨大等脚類、トールキンのエルフ語で名づけられた深海ホヤ、日本の深海洞窟で発見された発光スナギンチャクなど、2025年だけで2,600種以上が記載された海洋新種の中から選ばれた精鋭10種。
プエルトリコ周辺の水深250〜6,000m以上の海域で撮影された映像を分析した研究が、深度と魚の体型の関係を解明。深くなるほど魚はウナギのように細長くなり、底生の待ち伏せ型捕食者が増加。NOAAのROVと有人潜水艇アルビンの映像が明かす、深海魚たちの驚くべき適応戦略。
2016年にNOAAの探査船が水深4,290mで発見した半透明のタコ「キャスパー」。無触毛タコ類として史上最深の記録を打ち立てたこの不思議な生物は、発見から10年経った今もなお学名すら付いていません。卵を守る姿やゲームでの人気など、キャスパーの10年をたどります。
MBARIの研究チームが、モントレー湾の水深1,000〜3,189mの深海から新種のクラウンジェリー Atolla reynoldsi を発見。他の Atolla と異なり長い引きずり触手を持たない謎の深海クラゲの正体が、15年の研究を経てついに明らかに。その学名には、16歳で水族館のボランティアを始めた男性への敬意が込められています。
MBARIのROV「ドク・リケッツ」がモントレー海底峡谷の水深3,268mで撮影したピンク色の魚。それは、科学にまだ知られていなかった新種のスネイルフィッシュでした。CTスキャンとDNA解析で確認された3つの新種と、深海底に広がる未知の生物多様性に迫ります。