北極海の水温を氷の下から測る方法がなかった。スクリプス海洋研究所のチームは音響温度測定に着目し、アラスカからスヴァールバルまで2,600kmの実験を実施。信号は2,500km以上を伝播し、季節的な水温変化を捉えることに成功しました。
ドイツのGEOMARヘルムホルツ海洋研究センターが、キール湾と研究所を直結する1.4kmの海水パイプラインを完成。毎時20立方メートルのバルト海水を研究室に供給し、気候変動下の海洋生物の実験が可能に。建設中には第二次世界大戦の不発弾除去という困難も。
国立極地研究所と東京大学が共同開発したAUV「MONACA」が南極海での航行試験中に海氷の下に閉じ込められ行方不明に。6日後にイリジウムビーコンがGPS座標を送信し、砕氷船「しらせ」によって無傷で回収されました。この技術は木星の衛星エウロパの海洋探査にもつながります。
シュミット海洋研究所がR/V Falkor (too)の船首を科学調査用に再設計し、水深6,000mまで72時間潜行可能な最新鋭AUV「The Childlike Empress」を導入。海底マッピング200万km²を達成し、グリーンランドに匹敵する面積の海底を可視化。
2025年カムチャツカ半島沖M8.8地震で発生した津波を、SWOT衛星が宇宙から面的に観測し、海溝からわずか10km以内の断層すべり分布を特定。従来の「点と線」の観測を「面」に変革する津波科学の革命。Science誌に掲載。
MBARIのポータブルROV「MiniROV」が、水深1,230mのサーリッジで困難な海流と格闘しながら深海底マッピングに挑みました。2017年に発見された全長25mの巨大岩石構造「ビッグ・ダイナソー・ロック」の3分の2をマッピング完了。小型ROVが証明した深海探査の新たな可能性をお伝えします。